11月6日(水) 本吉太々法印神楽(もとよしだいだいほういんかぐら)が奉納されました。
本吉太々法印神楽は宮城県気仙沼地方に伝わる神楽舞です。
法印は、明治期の神仏分離令以前に同地方の山岳信仰に由来する寺社を統括していた山伏のことで、
現在、数ある法印神楽の中でも実際にこの山伏の流れを汲む神職だけで継承される神楽はこの神楽舞のみとのことです。
成立はおよそ400年前の明暦~万治年間(1660年頃)とされ、
奉納された神楽舞も、まだ中世の芸能文化の気色が垣間見えるものでした。
被災した神社の再建支援への謝意、またはじめての神宮での奉納への思いを込めて、
演者と観覧者が一体となった芸能を大御神にご照覧頂きました。