せんぐう館の前にはまがたま池があります。
池には鯉がたくさん見られて、休憩される参拝者の目を楽しませています。
今日は外宮参道にも鯉が泳いでいます。
5月5日は「子どもの日」。神宮では、内宮神楽殿・外宮神楽殿で「児童福祉祭」が執り行われました。
児童福祉祭では児童の健やかな成長を天照大神・豊受大神にお祈りし、
神楽殿では笹竹の「鯉のぼり」を授与しています。
鯉のぼりは、急流である龍門の川をのぼった鯉が龍になることから、
難関を突破して立身出世する「登竜門」の話に由来し、
「龍門にのぼる」鯉のように、子どもがたくましく育つことを願って「鯉幟(こいのぼり)」を飾る風習になりました。
今日はあいにくの雨模様。鯉がみごと龍になって雨を降らせているのやも。
こどもの日は五節句の一つで菖蒲の節句です。
菖蒲(しょうぶ)は「尚武」に通じて、男の子がたくましく育つ意味を込めて「鎧」や「兜」を飾ります。
また菖蒲の葉を浴槽に投じて菖蒲湯に入って災厄を祓い、家の庇(ひさし)に菖蒲を葺いて火災を除きます。
床に飾った「兜」の背後に、「松が枝に川面の鯉」が描かれた軸を掛けますが、
これも「松」と「鯉」の音読みが「勝利(しょうり)」に通じるとして、飾られる家もあります。
皆様はこどもの日をいかがお過ごしでしょうか。
外宮まがたま池の菖蒲は、6月中旬に花を咲かせます。現在は燕子花(かきつばた)が見頃となっています。
菖蒲の咲く、6月14日(土)・15日(日)・21日(土)・22日(日)には外宮休憩所で野点茶会があります。
各日、せんぐう館に入館されました200名の方に呈茶いたします。
せんぐう館の展示をご覧いただいた後に、まがたま形干菓子と抹茶一服お召し上がりください。
参拝、お待ち申し上げております。