4月14日、昨日に引き続き伊勢茶道協会 表千家 野村君子先生とその社中の奉仕により野点茶会が催されました。
外宮の参拝とせんぐう館に入館されました200名の方々に、干菓子と抹茶を召し上がっていただきました。
茶席は
花 薮椿・木五倍子(きぶし)・蔓桔梗
釜 浜松文鶴首 般若勘渓造
棚 末広棚 即中斎好
水指 鳴海織部六角菱 美濃不二窯 佐藤和子造
棗 千鳥蒔絵中棗
茶杓 龍宝山大徳寺塔頭黄梅院20世住職 小林太玄作 銘「彩鳳」
茶碗 伊勢海画賛 小津笹川庵筆 松阪万古 佐久間芳燐作
替 雲錦手天目形 松阪万古 佐久間芳山作
替 菊唐花菱盛絵 四日市万古 清水醉月作・清水きし代絵
干菓子 まがたま
菓子器 神宮御山杉
建水 曲げ
蓋置 瓔珞文薩摩 玉陶山製
松阪万古3代、佐久間芳燐作の茶碗には、日の出・伊勢海に帆掛け船3隻描かれて、
「日はうらら 朝の伊勢海 静かにて おきのかなたに 白帆三つ四つ 濱荻詠并画」の和歌が書かれています。
茶碗に画と和歌を詠じたのは小津濱荻(笹川庵)。昭和10年に茶陶「松阪万古」と命名した人物です。
次回は菖蒲の咲く頃、6月15日(土)・16(日)・22日(土)・23日(日)に野点の茶会を催します。
6月15日・16日は月次祭です。外宮では6月16日正午に奉幣の儀が執り行われます。
時 間 午前10時~午後1時
場 所 外宮休憩所
定 員 200名(当日午前9時より先着順で整理券を配布致します。)
※ただし、呈茶は当日せんぐう館に入館された方に限らせて頂きます。ご来館お待ち申し上げております。