せんぐう館も、開館2周年となります。
伊勢茶道協会の皆さまには、せんぐう館の開館式祝茶から御奉仕頂いております。
今日の茶席は伊勢茶道協会の表千家:野村君子先生とその社中方々の奉仕です。
掛け物、鷹司尚武神宮大宮司揮毫 色紙 「清々しく瑞々しく」
花入、萩
花、貝母(ばいも)・寒あやめ・侘助
釜、浜松文鶴首 般若勘渓造
棚、末広棚 即中斎好
棗、柳桜青貝蒔絵大棗
茶杓、華洲作 銘 芳野
茶碗、八事窯 井戸形茶碗
雲錦手天目形:松阪万古5代 佐久間芳山造
菊唐花菱盛絵:四日市万古3代 清水醉月造・清水きし代絵
水指、鳴海織部六角菱 美濃不二窯 佐藤和子造
菓子器、6代山本翠松作 イジイジ塗桑名薄盆
蓋置、赤楽桜 泉喜仙造
鳴海織部水指を造って神宮に奉納された佐藤和子氏は福島県いわき市の出身で、
東日本の被災地に陶芸作品を贈って支援しておられます。
菓子器を作られた6代山本翠松氏は桑名藩御用塗師(ぬし)を勤めた小川輿六(おがわよろく)
の小川家を伯父方として、その6代にあたり、江戸時代以来の「イジイジ塗桑名盆」の姿を再現製作し、
三重県指定伝統工芸品となり、その技術と技法を守り伝えています。
明日、4月6日も先着200名方々の来館者にまがたま形の干菓子と抹茶を一服差し上げます。
お待ち申し上げております。